自分でできるSEO - 内部対策

4.3 <meta>タグ keywords

METAタグの役割は?

SEOにおけるMETAタグの役割とは、検索エンジンに対してページの概要や関連するキーワードを伝達することです。1990年代後半のロボット型検索エンジンの多くはこのMETAタグの記述にそった検索結果を表示していましたが、検索結果を不正に操作しようとするユーザーの濫用により、現在の検索エンジンはMETAタグ内の記述をほとんど評価しません。とはいえ、YST(Yahoo!検索)はMETAキーワードを一定程度評価しますし、GoogleはMETAタグとしては評価せずともその他一般のテキスト文字として認識しますので、METAタグの記述は必要です。また、ロボット型検索エンジン全般に対する最適化という観点からもぜひ記述しましょう。

METAタグの記述方法

続いてMETAタグです。METAタグには description(ディスクリプション) と keywords(キーワード) があります。description はページの説明文を、keywordsはそのページ固有のキーワードを入れる項目です。次のようになります。

<meta name="descriptions" content="ここにページの要約。全角80文字が目安">
<meta name="keywords" content="キーワード1,キーワード2(半角カンマ,で区切ってキーワードを5~10個程度">

例 : CPIのトップページなら次のようになります。

<title>CPI-安定と安心のレンタルサーバー</title>

<meta name="description" content="ショッピングカート、グループウェア、データベースなど豊富な機能を標準装備した共用レンタルサーバー・専用レンタルサーバーを提供">

<meta name="keywords" content="CPI,シーピーアイ,レンタルサーバー,レンタルサーバ,ホスティング,ホスティングサービス,ドメイン取得">

次に注意点です。

1. description、keywords はページ固有のものを

descriptionはページ毎に対して記述するものです。全てのページに固有のdescriptionを記述してください。全ページ同じdescriptionというのはありえません。keywords も同様です。

2. keywords を詰め込みすぎない

keywords に自社で取り扱っている商品やサービスを全て書き込んでいるような会社もありますが、それも記述方法として間違いです。ページに対して固有のキーワードを入れてください。

3. キーワードはカンマ "," 区切りです

keywordsにキーワードを記述する時には、半角カンマで区切ります。勝手に半角/全角スペースで切っていたり、全角カンマで切っているケースがありますが文法的に正しくありません。

4. description は検索結果に表示する説明文として適切なものを

descriptionに記述した文字列は、Googleでは検索結果の説明文(スニペット)として用いられることがあります。説明文として表示された際に意味が通るもの、リンクをクリックした先のランディングページに何があるかがわかるような説明文を入れましょう。descriptionが説明文として使われるのは、検索キーワードがdescriptionに含まれていた場合です。いいかえれば、メインターゲットとするキーワードを descriptionに含んでおけば、検索結果に表示される説明文をある程度自分でコントロールできるということです※。

※ Google / Yahoo! SEARCH ともに説明文は Keyword in context という方法をとっています。これはページ文中のキーワードを含む前後の文章を抜粋する方法です。つまり、キーワードの配置によっては意味不明な説明文が検索結果に表示されてしまうことがあります。そのために description に検索キーワードを含んでおこうということです。

 

W3C Markup Validation Service

Markup Validation Service はWorld Wide Web Consortium (W3C) によって作られた、HTMLドキュメントがHTMLやXHTML標準へ準拠しているかどうかを検査するためのサービスである。[出典:Wikipedia ウィキペディア

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